サザンカ
山茶花
双子葉、離弁花、
ツバキ科、
ツバキ属、常緑、小高木。
用語説明
花期:10月〜12月
高さ:3メートル
樹皮は灰褐色で平滑であり、若枝には毛がある。
葉は長さ3〜7センチの長楕円形で厚く、鈍い鋸歯があり、互生する。
花は枝先に単生して平開し、柄はなく、花弁は5〜7枚ある。
雄しべが多数あるが合着せず、
散るときは花びらがバラバラに落ちる。
色は白や赤、ピンクなどがあり、品種が多い。
朔果は球形で有毛であり、中に褐色の殻に入った種子がある。
沖縄群島や八重山群島にある小ぶりのサザンカは、
ヒメサザンカとかリュウキュウサザンカと呼ばれる。
識別点:
ツバキ、
サザンカ
ツバキ :花期は春、花は半開、雄しべは合着、花弁がバラバラにならずに落ちる。
サザンカ:花期は冬、花は平開、雄しべは合着しない、花弁はバラバラになって落ちる。
葉は革質の長楕円形で、鈍い鋸歯があり、互生する。
(2015/10/12)
1本の雌しべのまわりに葯の黄色い雄しべが多数ある。
赤や淡紅色が多い。
白い花もある。
(2019/11/29)
八重咲きもある。
球形の刮ハができる。(2010/10/24)
刮ハは熟すと赤くなる。小枝は茶褐色。
(2015/10/12)
裂開すると褐色の種子が数個現れる。
(2016/10/4)
幹は灰褐色でほぼ平滑。
(2018/1/7)
常緑小高木である。
(2018/1/10)
ヒメサザンカ(小石川植物園)。(2021/10/24)
ヒメサザンカ
ヒメサザンカ。鋸歯は目立たない。(2021/10/24)
ヒメサザンカ:一重咲きで白い花弁の先が反り返り、芳香がある。
ヒメサザンカ
ヒメサザンカ。刮ハは淡褐色で先が尖り、5裂する。(2021/10/8)
ウスバヒメサザンカ:
葉は細長い楕円形で薄い。花は2センチぐらいで白く、葉腋に隠れるように咲く。台湾原産。
ヤナギバサザンカ:
葉は披針形で、花は数個かたまって下向きにつく。台湾原産。
トガリバサザンカ:
葉は長楕円状披針形。 (2011/4/7)
トガリバサザンカ:(2017/3/10)
タゴトノツキ:
葉は大きくて厚く、光沢があまりなくて葉脈が明瞭。中国原産。
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