トウフジウツギ

唐藤空木

双子葉、離弁花、 フジウツギ科、 フジウツギ属、落葉、低木。 用語説明
花期:春〜秋 5月〜9月
高さ:1〜3メートル
別名:リュウキュウフジウツギ

フジウツギとよく似ているが、 花筒の外側に白い腺毛のあるところが大きくちがう。そのほかにも、
・枝の上部では葉が互生する、
・葉柄の基部に付属体がない、
・葉や果実の大きさが半分ぐらいしかない
などの違いがある。
叢生し、枝は細く、樹皮は灰褐色で縦ひびがある。
葉は長さ6〜12センチの尖った長楕円形で、 全縁で対生するが、枝の上部では互生する。
枝先に垂れる細い円錐花序に、 直径約8ミリで淡紫色の筒状花をつける。 花冠は4裂し、内側が赤紫色で、外側は白い微毛に覆われる。
卵形の刮ハが実る。

識別点: フジウツギコフジウツギフサフジウツギトウフジウツギ
 フジウツギ  :枝に翼状の4稜がある。葉柄の基部に付属体がある。葉は10〜20センチ。
 コフジウツギ :枝に4稜はなく断面が丸い。葉が5〜15センチ。
 フサフジウツギ:枝に4稜があるが翼状でなく、花冠の裂片が大きい。
 トウフジウツギ:葉柄の基部に付属体がない。葉や果実がフジウツギの半分ぐらい。



葉は尖った長楕円形。


花冠は4裂し、内側が赤紫色で、外側は白っぽい。(2016/10/2)


花序は垂れ下がる。


樹皮は灰褐色で縦ひびがある。(2016/10/2)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る