シバヤナギ

柴柳

双子葉、離弁花、 ヤナギ科、 ヤナギ属、落葉、広葉樹、低木。 用語説明
花期:春 4月
高さ:1〜2メートル
株立ちする。 樹皮は灰黒褐色で、新枝は黄褐色で、水平に出る。
葉は先が尾状にのびた長さ4〜12センチの長楕円形で、 鋭い鋸歯があり、互生する。 葉裏は粉白色で、托葉は小さい。
雌雄異株で、葉の展開と同時に開花し、 円柱形の花序に淡黄色の花が咲く。 花序の付け根に小さい葉が1,2枚つく。 雄花序は長さ3〜9センチで、 黄色い葯のついた雄しべがブラシのように取り巻く。 雌花序は長さ4センチぐらいで、 蜜の出る腺体が取り巻く。 花弁は見えない。
果穂は長さ約8センチの円柱状で、 黄緑色の小さいとんがり帽子状の刮ハが密集し、 熟すと裂開して綿毛に包まれた種子が出る。

識別点: ネコヤナギカワヤナギシバヤナギ
 ネコヤナギ  :高さ1〜5米、株立ち、葉先尖る、細鋸歯、若枝紫緑色。
 カワヤナギ  :高さ3〜6米、株立ち、葉先尖る、波状鋸歯、若枝灰色短毛。
 シバヤナギ  :高さ1〜2米、株立ち、葉尾状に尖る、鋭鋸歯、若枝黄褐色。
 イヌコリヤナギ:高さ1.5米、株立ち、葉先鈍頭、浅鋸歯、若枝黄褐色。
 オノエヤナギ :高さ8〜15米、一本立ち、葉尾状に尖る、波状鋸歯、若枝黄褐色。

果穂。


花穂が果穂になりつつある。花穂の基部に葉が数枚ある。(2016/4/29)


葉は先が尾状に尖った長楕円形で、互生する。 (2018/5/24)


葉先の尖りの短い葉もある。新枝は赤みを帯びる。


葉に光沢があり、鋸歯がある。 (2017/9/21)


小さな托葉がある。 (2017/9/21)


幹は灰褐色〜灰黒褐色。 (2018/5/24)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る