ネコヤナギ
猫柳
双子葉、離弁花、
ヤナギ科、
ヤナギ属、落葉、広葉樹、低木〜小高木。
用語説明
花期:春 3月
高さ:1〜5メートル
幹はよく分枝し、
樹皮は暗灰色であるが新枝は紫褐色である。
葉は長さ7〜13センチの細長い長楕円形で先がとがり、
細かい鋸歯があり、互生する。
側脈は等間隔にならび、裏面には白い毛が密生する。
雌雄異株で、双方とも、早春に長楕円形の花序を枝に互生させ、
葉の出る前に小さな花を多数咲かせる。
雄花序は葯が紅色なので紅色に見え、花弁は見当たらない。
雌花序は雄花序より小型で、白い絹毛に包まれている。
果実は米粒状の朔果で、裂開して綿毛のついた種子を風にとばす。
識別点:
ネコヤナギ、
カワヤナギ、
シバヤナギ
ネコヤナギ :高さ1〜5米、株立ち、葉先尖る、細鋸歯、若枝紫緑色。
カワヤナギ :高さ3〜6米、株立ち、葉先尖る、波状鋸歯、若枝灰色短毛。
シバヤナギ :高さ1〜2米、株立ち、葉尾状に尖る、鋭鋸歯、若枝黄褐色。
イヌコリヤナギ:高さ1.5米、株立ち、葉先鈍頭、浅鋸歯、若枝黄褐色。
オノエヤナギ :高さ8〜15米、一本立ち、葉尾状に尖る、波状鋸歯、若枝黄褐色。
開花前の花序。
開花し始めた雄花序。葯は紅色で花粉は黄色い。
葉は長楕円形で互生する。
半円形の托葉がある。(2015/6/15)
葉裏に白毛が密生する。(2017/4/5)
赤い芽鱗で覆われていた冬芽から、葉をつける小枝がのびる。
(2017/4/5)
花粉を出し終わった雄花序。
葉の出る所に冬芽の赤い芽鱗が残っている。
(2017/4/5)
樹皮は灰色。
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