ヤマザクラ
山桜
双子葉、離弁花、
バラ科、
サクラ属、落葉、高木。
用語説明
花期:春 3月下旬〜4月中旬
高さ:15〜25メートル
幹は紫褐色で横向きの皮目がある。
葉は長さ8〜12センチの長楕円形〜卵形で、
先が尾状に長くのび、鋸歯があって、互生する。
裏面は白色を帯び、葉柄は赤みをおび、
上部に赤い蜜腺が2つある。
若葉は赤褐色を帯びる。
葉の展開と同時に葉腋に淡紅色の花を数輪咲かせる。
花弁は5枚で先が切れ込む。
萼筒は細長い赤褐色の鐘形で、花柄は長さ2〜3センチある。
開花はソメイヨシノより遅い。
果実は直径7〜8ミリの球形の核果で、赤くなったあと、
5〜6月に黒く熟す。
材は赤褐色で緻密であり、よい香りがする。
識別点:
ソメイヨシノ、
オオシマザクラ、
ヤマザクラ
ソメイヨシノ :葉の展開前に淡紅色の花が咲き、葉の裏面にまばらに毛がある。
オオシマザクラ:葉の展開と同時に白い花が咲き、葉は無毛で、鋸歯の先が芒状にのびる。
ヤマザクラ :開花がやや遅く、葉の展開と同時に淡紅色の花が咲き、葉の鋸歯が細かい。
花は葉の展開と同時に咲き、若葉は赤みを帯びる。
花柄は無毛。
果実
若葉
葉は長楕円形〜卵形で先が尾状に尖り、鋸歯がある。
(2017/4/4)
幹
樹皮は紫褐色で横向きの皮目がある。
(2018/1/10)
落葉高木である。
(2018/1/10)
オオヤマザクラ。ヤマザクラより花や葉が大きい。
オオヤマザクラ
オオヤマザクラ
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る