ソメイヨシノ(サクラ)
染井吉野
双子葉、離弁花、
バラ科、
サクラ属、落葉、高木。
用語説明
花期:春 4月
高さ:10〜15メートル
樹皮は暗灰色で、皮目が横にならぶ。新枝は褐色で軟毛がある。
傘形の樹形になる。
葉は長さ8〜12センチの広卵形で、先は鋭くとがり、
鋸歯があって、互生する。
葉柄の上部ないし葉身の基部に1対の蜜腺がある。
葉の展開前に葉腋に淡紅色の花を数輪つける。
花弁は5枚で先に切れこみがある。
萼には毛があり、萼筒は壺形で、花柄にも毛がある。
果実は直径約1センチの球形の核果で黒紫色に熟すが、あまり結実しない。
結実してもほとんど発芽しないので、挿し木などで殖やす。
公園や街路に多数植えられている。
ソメイヨシノは、冬にしっかり寒さにあたらないと、開花が乱れる。
識別点:
ソメイヨシノ、
オオシマザクラ、
ヤマザクラ
ソメイヨシノ :葉の展開前に淡紅色の花が咲き、葉の裏面にまばらに毛がある。
オオシマザクラ:葉の展開と同時に白い花が咲き、葉は無毛で、鋸歯の先が芒状にのびる。
ヤマザクラ :開花がやや遅く、葉の展開と同時に淡紅色の花が咲き、葉の鋸歯が細かい。
花柄に毛がある。(2014/4/12)
幹にも花がつく。(2014/4/12)
早春の蕾。
(2018/3/18)
葉は先の尖った広卵形で、鋸歯がある。
羽状に裂けた托葉がある。
若葉の頃、葉柄に小さいこぶのような蜜腺があって蜜がたまる。
(2017/5/18)
実。(2012/5/12)
球形の核果ができる。
実はほとんど発芽しない。接ぎ木などでふやす。
黒く熟すが、苦みがあってうまくない。
(2018/5/24)
樹皮は灰褐色で、横長の皮目がある。
老木では樹皮が黒褐色となり、ゴツゴツする。
(2022/4/2)
傘形の樹形となる。
(2014/4/7)
1つの木全体の花が一斉に咲く。
(2009/4/6)
落ち葉
花吹雪
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