オオシマザクラ
大島桜
双子葉、離弁花、
バラ科、
サクラ属、落葉、高木。
用語説明
花期:春 3月下旬〜4月上旬
高さ:8〜10メートル、大きいものは15メートル
幹は暗灰色〜濃褐色で横向きの皮目があり、直径50センチ以上になる。
葉は互生し、長さ8〜13センチの倒卵形で先が尾状にのび、
重鋸歯がある。鋸歯の先は芒状にのびる。
葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色である。
葉身近くの葉柄に2つの蜜腺がある。
春先に葉の展開とほぼ同時に、
前年枝の葉腋に白色の5弁花を 3〜5個ずつつける。淡い芳香がある。
核果は直径1.2センチぐらいの球に近い楕円形で、5〜6月に黒く熟す。
若葉を塩漬けして桜餅に使う。
日本固有種(伊豆大島などに自生)。
識別点:
ソメイヨシノ、
オオシマザクラ、
ヤマザクラ
ソメイヨシノ :葉の展開前に淡紅色の花が咲き、葉の裏面にまばらに毛がある。
オオシマザクラ:葉の展開と同時に白い花が咲き、葉は無毛で、鋸歯の先が芒状にのびる。
ヤマザクラ :開花がやや遅く、葉の展開と同時に淡紅色の花が咲き、葉の鋸歯が細かい。
花は白に近い。
花の中心部は赤いことが多い。
(2017/4/13)
若芽。苞の先が細裂して、それらがさらに櫛の歯状になる。
(2008/4/6)
雄しべが多数あり、5枚の花弁は柄のある楕円形。
(2009/3/25)
核果は楕円形。葉が無毛で、鋸歯の先が芒状にのびることも特徴。
八重のオオシマザクラもある。(2017/4/13)
八重のオオシマザクラ。萼が赤い。
(2017/4/13)
樹皮は暗褐色。
横広がりの高木となる。
(2017/4/8)
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