ペカン
双子葉、離弁花、
クルミ科、
ペカン属、落葉、広葉樹、大高木。
用語説明
花期:春 5月
高さ:約30メートル
別名:ペカンヒッコリー
樹皮は灰色で、縦の浅い裂け目がある。芽は黄色くて毛深い。
奇数羽状複葉が互生し、小葉は先の尖った楕円形で、細鋸歯がある。
若葉には毛が多い。
雌雄同株であるが、自家受粉はほとんどしない。、
雄花序は黄緑色で尾状に垂れ下がる。
雌花は黄緑色の楕円形で、新枝の先に立つ花序に数個つき、
褐色の柱頭がのぞく。
花は小さくて、花弁はよくわからない。
果実は長さ約4センチのラグビーボール状の殻果で、熟すと4裂し、
褐色の薄い外種皮に包まれた種子が現れる。
その胚乳は約70%が脂質で、クルミの味がし、
ピーカンナッツとして食用にされる。
北米原産。
識別点:
ノグルミ、
サワグルミ、
シナサワグルミ、
オニグルミ、
ヒメグルミ、
テウチグルミ、
ヒッコリー、
ペカン
ノグルミ :奇数羽状複葉、小葉披針形、雄花序上向き、雌花序楕円形、果実松笠状。
サワグルミ :奇数羽状複葉、小葉披針形、雄花序下垂、雌花序下垂、翼つき堅果裸出。
シナサワグルミ:偶数羽状複葉、小葉長楕円形、雄花序湾曲、雌花序下垂、翼つき堅果裸出。
オニグルミ :奇数羽状複葉、小葉楕円形、雄花序下垂、雌花序直立、核果状堅果球形。
ヒメグルミ :奇数羽状複葉、小葉楕円形、雄花序下垂、雌花序直立、核果状堅果扁平。
テウチグルミ:奇数羽状複葉、小葉楕円形、雄花序下垂、雌花数個、核果状堅果手割れ。
ヒッコリー :奇数羽状複葉、小葉長楕円形、雄花序下垂、雌花数個、核果状外種皮裂開。
ペカン :奇数羽状複葉、小葉楕円形、雄花序下垂、雌花数個、殻果長楕円形。
(2015/5/10)
奇数羽状複葉が枝先につく。(2015/5/10)
奇数羽状複葉が互生する。(2017/9/30)
小葉は先の尖った楕円形で、細鋸歯がある。(2017/9/30)
(2015/5/10)
若葉では葉軸が赤みを帯びる。
(2017/6/3)
大木となり、樹皮は灰色で縦に薄くひび割れる。
(2015/5/10)
(2015/5/10)
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