ヒッコリー


双子葉、離弁花、 クルミ科、 カリア属、落葉、広葉樹、高木。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:20メートル
若葉や葉軸に芳香がある。 材はスキー板や家具などに使われる。
樹皮は灰色で、縦の浅い裂け目がある。
奇数羽状複葉が互生し、長楕円形で先のとがった側小葉が5〜7枚 対生する。 晩秋に黄葉して落葉する。
雌雄同株で、 新枝の基部に黄緑色の雄花序が下垂し、枝先に雌花序が数個つく。 雌花は薄緑色であり、雌しべが濃赤色である。
果実は凹凸のある直径3.5〜7センチの球形で、 厚い外果皮には縦の筋が4本あり、褐色に熟すとその筋に沿って割れて、 固い殻をもつ丸い堅果が現れる。 (オニグルミの外果皮は樹上では割れない。)
堅果はクルミとして食べられる。
北米原産。

識別点: ノグルミサワグルミシナサワグルミオニグルミヒメグルミテウチグルミヒッコリーペカン
 ノグルミ  :奇数羽状複葉、小葉披針形、雄花序上向き、雌花序楕円形、果実松笠状。
 サワグルミ :奇数羽状複葉、小葉披針形、雄花序下垂、雌花序下垂、翼つき堅果裸出。
 シナサワグルミ:偶数羽状複葉、小葉長楕円形、雄花序湾曲、雌花序下垂、翼つき堅果裸出。
 オニグルミ :奇数羽状複葉、小葉楕円形、雄花序下垂、雌花序直立、核果状堅果球形。
 ヒメグルミ :奇数羽状複葉、小葉楕円形、雄花序下垂、雌花序直立、核果状堅果扁平。
 テウチグルミ:奇数羽状複葉、小葉楕円形、雄花序下垂、雌花数個、核果状堅果手割れ。
 ヒッコリー :奇数羽状複葉、小葉長楕円形、雄花序下垂、雌花数個、核果状外種皮裂開。
 ペカン   :奇数羽状複葉、小葉楕円形、雄花序下垂、雌花数個、殻果長楕円形。

果実




尾状の雄花序が垂れ下がる。 (2011/5/8)





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