マルバマンサク

丸葉満作

双子葉、離弁花、 マンサク科、 マンサク属、落葉、小高木。 用語説明
花期:冬〜春 2月〜4月
高さ:2〜5メートル
北海道や本州日本海側で雪のある地方に生え、 雪で折れずに春になると立ち上がる。
樹皮は灰褐色で、ほぼ平滑である。
葉は倒卵状円形〜扇形で、 あまり目立たない波状鋸歯があり、互生する。 葉は裏面に盛り上がった葉脈の基部以外は無毛である。
開花は葉の展開より早く、 まだ寒いうちに葉腋に1〜数個かたまって咲く。 萼片は赤紫色で4枚ある。花弁は黄色で4枚あり、 細長くてくねる。 蕾の中では花弁は巻いたリボンのようになっていて、 開花によってそれがほどけてゆく。
卵球形の朔果がつき、淡褐色で短毛が密生する。 裂開すると黒い種子が現れる。

識別点: マンサクマルバマンサクシナマンサク
 マンサク   :葉は菱状円形で、葉裏に星状毛が散生、2月から咲く。
 マルバマンサク:葉は卵形〜扇形で、葉裏は葉脈基部以外は無毛、2月から咲く。
 シナマンサク :葉は倒卵形で、葉裏に綿毛が密生、1月から咲く。

(2016/2/18)


赤紫色の萼の間から、リボンがほどけるように、黄色い花弁が広がる。(2016/2/18)


樹皮は灰褐色。(2016/2/18)


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