イボタノキ

水蝋の木

双子葉、合弁花、 モクセイ科、 イボタノキ属、落葉、広葉樹、低木。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:2〜4メートル
樹皮は灰白色でまるい皮目があり、若枝には細毛がある。
葉は長さ2〜7センチの楕円形で先が丸く、全縁で対生し、薄い。
枝先の総状花序に白くて小さい漏斗状の花がかたまって咲き、 花冠の先が4裂し、黄色い葯が花先からのぞく。 花にはギンモクセイに似た芳香がある。
果実は長さ6〜7ミリの広楕円状球形の核果で、秋に黒紫色に熟す。
樹皮にイボタロウムシが寄生し、白い蝋を出すが、 それをイボタ蝋と呼んで、 集めてつや出しや薬用に利用することが行われる。
よく似たセイヨウイボタは、小枝の成長が早くて、 刈り込みに強いが、手入れをしないと樹形が乱れる。

識別点: イボタノキオオバイボタネズミモチ
 イボタノキ :葉は2〜7センチで薄くて光沢なし、若枝に細毛、総状花序、果実丸い。
 オオバイボタ:葉は4〜10センチで厚くて光沢あり、若枝無毛、円錐花序、果実丸い。
 ネズミモチ :葉は4〜8センチで革質で青黒い、枝無毛、円錐花序、果実楕円形。



果実はいびつな球形。




蕾は枝先の総状花序につく。




大きい花序は円錐状となる。 (2009/4/23)


花は白い漏斗状で、先が4裂する。雌しべは短く、雄しべは少し突き出る。


葉は対生し、芽も対生して出る。


葉身は全縁の楕円形で、光沢はなく、葉柄は短い。




秋の葉




実は熟すと黒紫色になる。(2015/10/22)


枝はよく茂る。 (2018/2/10)


幹は灰褐色。 (2018/1/14)


落葉低木である。 (2018/1/14)


セイヨウイボタ。(2017/6/24)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る