ハマヒサカキ


双子葉、離弁花、 ツバキ科、 ヒサカキ属、常緑、小高木。 用語説明
花期:秋〜冬 11月〜12月
高さ:4〜6メートル
別名:マメヒサカキ
海岸などに生える。 樹皮は淡灰褐色で平滑であり、浅い縦皺がある。 若枝は淡褐色で短毛が密生することが多い。 葉柄の近くには低い稜ができる。
葉は互生し、長さ2〜4センチの倒卵形で、 鈍頭で浅鋸歯があり、革質で光沢がある。 縁は裏側に少し巻き込み、裏面は淡緑色である。
雌雄異株で、 晩秋に葉腋に淡黄緑色で鐘形の花が下向きに数個ずつ咲く。 直径は2〜6ミリで花弁と萼片は5枚あり、花に臭気がある。 雄花には雄しべが10〜15本あるが雌しべはなく、 雌花には花柱の3裂した雌しべはあるが雄しべはない。
直径約5ミリの球形の液果が黒紫色に熟す。 中に長さ約2ミリで網目模様のある種子が10〜20個ある。

識別点: サカキヒサカキハマヒサカキ
 サカキ :葉に鋸歯がない、花は夏咲き5弁に開き、実は7〜8ミリ、果柄が果径の2〜3倍。
 ヒサカキ:葉に鋸歯がある、花は春咲き釣鐘形で、実は4〜5ミリ、果柄が果径より短い。
 ハマヒサカキ:葉に鋸歯がある、花は秋咲き釣鐘形で、実は5ミリ、果柄が果径より短い。

葉は革質の倒卵形で、縁が裏へ少し巻き込む。


葉腋に数個咲く花は淡黄緑色の壺形で、花弁は5枚ある。(2015/11/15)


若枝は淡褐色で、葉裏は淡緑色。


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