サネカズラ
実蔓、真蔓
双子葉、離弁花、
マツブサ科、
サネカズラ属、常緑、広葉樹、つる植物、木本。
用語説明
別名:ビナンカズラ
花期:夏 8月
つる植物で、古い茎はコルク層があって太い。
新枝は赤褐色で、皮をはぐと粘る。
葉は互生し、尖った楕円形または卵形で、まばらな鋸歯があり、
光沢がある。
常緑であるが、葉が秋に美しく色づく。
雌雄異株が多いが同株もある。
夏、葉腋に黄白色の花が1つぶら下がる。
萼も花弁も区別がつかず、合わせて8〜17枚あり、
それらの花被片はいずれも楕円形で厚い。
小さな液果がまるく集まった直径2〜3センチの集合果を長い果柄の先につけ、
11月に赤く熟す。
赤い液果の中には、淡褐色で腎形の種子が1〜3個入っている。
束ねた茎をたたいてお湯をかけると、髪洗いに使える粘液が得られる。
識別点:
サルトリイバラ、
シオデ、
サネカズラ
サルトリイバラ:葉に光沢があり葉脈が3〜5本、茎に棘。巻きひげ。赤熟。
シオデ :葉の光沢は弱く、葉脈は5〜7本、棘なし、巻きひげ。黒熟。。
サネカズラ :モクレン科低木で棘もつるもなく、茎の皮下に粘液を持つ。
実。(2012/10/8)
真っ赤に熟す。(2016/11/26)
液果が落ちたあとも赤い花床が残る。(2015/12/5)
花。(2010/8/8)
萼も花弁も厚くて同じ形をしており、8〜17枚ある。(2012/10/8)
葉
葉は尖った楕円形で、革質で光沢がある。(2015/5/16)
一枚の葉もさまざまに色づく。(2014/1/18)
(2016/11/20)
年数を経るとつるが太くなる。
(2018/1/1)
高い木にとりついたサネカズラ。
(2009/3/29)
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