シオデ

牛尾菜(アイヌ方言シュウオンテがもと。漢字表記は漢名。)

単子葉、 ユリ科、 シオデ属、球根植物、つる性、多年草。 用語説明
花期:夏 7月〜8月
茎はつる状に長くのび、托葉の変化した巻きひげでからむ。
葉は互生し、先のとがった長楕円形で、葉脈が5〜7本あり、少し光沢がある。
雌雄異株。 葉腋から散形花序を出し、淡黄緑色の小さい花をつける。 花被片は6枚あり、そりかえる。花序全体は球形となる。
直径約1センチの液果を総状につけ、熟すと黒くなる。
若芽は山菜となり、ヤマアスパラガスとも呼ばれる。

識別点: サルトリイバラシオデサネカズラ
 サルトリイバラ:葉に光沢があり葉脈が3〜5本、茎に棘。巻きひげ。赤熟。
 シオデ    :葉の光沢は弱く、葉脈は5〜7本、棘なし、巻きひげ。黒熟。。
 サネカズラ  :モクレン科低木で棘もつるもなく、茎の皮下に粘液を持つ。

(2008/10/26)


葉の光沢は弱く、葉脈が7本あり、先がとがる。(2016/10/4)


(2008/10/26)


雄花。花は緑色で、花被片は細くてそりかえる。


雄花では、白い葯をつけた雄しべが6本、淡緑色の花被片が6枚ある。 (2018/6/19)


雄花のつぼみ。茎は葉腋から出る巻きひげでからむ。 (2009/6/13)


液果が総状につく。(2008/9/28)


Photo by H. O. (2006/10/14)


熟すと黒くなる。


(2016/10/20)


(2016/11/6)


茎は基部でも細い。 (2015/5/27)


単子葉植物へ戻る
双子葉植物も見る
総目次へ戻る