キウイフルーツ
双子葉、離弁花、
マタタビ科、
マタタビ属、落葉、つる性、低木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
別名:シナサルナシ
つるは勢いよく4〜5メートルの長さにのび、
若いつるは褐色毛があって赤みを帯びる。
葉は長さ10〜15センチの卵形でやや厚く、
葉脈が明瞭で裏に綿毛が密生し、有柄で互生する。
雌雄異株で、
初夏に葉腋から長い花柄のある白い6弁花を下向きに咲かせる。
雌株には、花の中央部に白くて先が多数の枝に分かれた雌花が咲き、
その雌しべの周りを多数の雄しべが取り囲む。
(しかし、雌株だけでは果実が実らない。)
雄株には、雄しべのみが多数あって雌しべのない雄花が咲く。
(もちろん、雄株には果実はできない。)
液果は長さ8センチぐらいの卵形で、表面は褐色で中は緑色である。
果実の中央部周辺にゴマ粒のような黒い種子が放射状に多数ならぶ。
果肉は甘みと少しの酸味がある。
果肉の黄色いものもあって、それはゴールデンキウイと呼ばれる。
若いツルにも果実にも褐色の毛が密生する。
根や茎にネコを酔わせる成分があるようで、
若木は猫にかじられたりして被害を受けやすい。
中国原産の
シナサルナシ
を1906年にニュージーランドに持ち込み品種改良したものがキウイフルーツ。
識別点:
サルナシ、
シマサルナシ、
キウイフルーツ
サルナシ :樹皮灰白色で平滑、花数多、葯が黒い、果実は2.5センチ、緑黄色、毛無。
シマサルナシ :樹皮灰黒色で亀裂、花数多、葯が黄色、果実は3〜4センチ、緑褐色、毛無。
キウィフルーツ:樹皮灰白色で平滑、花数少、葯が黄色、果実は約8センチ、褐色、毛あり。
雌花。花の中央に白くて先が多数に枝分かれした雌しべをもつ雌花が咲く。
(2012/5/12)
これも雌株。
(2007/5/8)
蕾
葉柄や若枝は赤みを帯びる。
葉は卵形。
葉や若い茎には短毛が密生する。(2015/7/2)
つるが旺盛にのびる。(2016/5/5)
樹皮は灰白色でほぼ平滑。
(2015/7/2)
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