エビヅル
海老蔓
双子葉、離弁花、
ブドウ科、
ブドウ属、つる性、落葉、木本。
用語説明
花期:夏 6月〜8月
別名:エビカズラ
巻きひげで他の植物などにからむが、地を這うこともある。
茎は緑色であるが、赤みを帯びることもある。
葉は互生し、長さ5〜8センチの広卵形で3〜5裂し、鋸歯があるが、
切れこみ方には変異が多い。
裏面は淡褐色または白色のクモ毛に覆われる。
雌雄異株で、雄花と雌花があり、夏に葉と対生して円錐花序を出し、
黄緑色の細かい花を多数咲かせる。花弁は開花と同時に落ちる。
直径6ミリぐらいの球形の液果を房状につけ、10月ごろ黒紫色に熟し、
食べられる。
識別点:
ノブドウ、
ヤマブドウ、
エビヅル
ノブドウ :花は散形状につく、葉裏の毛は脈上のみ、実は紫や碧色、食べられない。
ヤマブドウ:花は密につく、葉裏に赤褐色の毛が密生、実は黒紫色に熟し、食べられる。
エビズル :花は密につく、葉裏に毛が密生、実は黒紫色に熟し、食べられる。
若葉
円錐花序に蕾を多数つける。
(2015/5/16)
果実ができつつある。(2016/6/4)
(2015/8/8)
葉の裏面はクモ毛に覆われる。(ノブドウは裏面が毛に覆われない。)
巻きひげが葉に対生する。(2017/6/24)
葉は広卵形で、3〜5裂し、鋸歯がある。
若芽(2009/4/23)
果実
熟すと黒くなって食べることができる。(2016/10/10)
つるが長くのびる。
(2016/5/5)
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る