アスナロ
翌檜
裸子植物、
ヒノキ科、
アスナロ属、常緑、針葉樹、高木。
用語説明
花期:春 5月
高さ:30メートル
幹は直立し、樹皮は赤褐色で、縦に薄くはがれる。
枝は扁平に広がる。
葉は鱗片状で葉柄がなく、小枝に密着して十字対生し、
ヒノキ
より幅広で厚い。
葉裏に4本ずつ並んだ白い気孔帯がある。
雌雄同株。花は黄褐色で小さく、
雌花は厚い鱗が同心円状に並んだ形、
雄花は鱗片をかぶった芽状であり、
両方とも枝先に単生する。
球果は1〜1.5センチの淡褐色の木質で角状の突起があり、
熟すと広卵形の果鱗が開いてそりかえる。
材は黄白色で、殺菌力と耐湿性があり、まな板などに使われる。
よく似た
ヒメアスナロ
はアスナロの園芸種で、低木。
識別点:
ヒノキ、
サワラ、
アスナロ
ヒノキ :葉は先が丸く、裏に蝋質の白粉があり、Y字状の気孔帯がある。
サワラ :葉はやせて先がとがり、裏にX字状の気孔帯があり、檜臭がない。
アスナロ:葉は幅広で粗く先とがらず、白い気孔帯が4本あり、果鱗に突起。
ヒノキアスナロ:葉は幅広で先とがらず、気孔帯が4本、果鱗に突起なく、樹皮の肌理が細かい。
(2015/5/10)
葉裏に細い2本線の両側に太い線がある気孔帯をもつ。
葉は十字対生する(左右と上下に交互に並ぶ)。 -- 裏側。
表側も鱗葉が左右と上下に交互に並ぶ。(2015/5/10)
雄花か?
(2015/5/10)
樹皮は赤褐色で、縦に薄くはがれる。(2015/5/10)
これはヒメアスナロ
ヒメアスナロ。枝が成長してくると、葉は小枝に密着して、
それを覆っていたことがわかる。
(2017/3/10)
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