ウシノケグサ

牛の毛草

単子葉、 イネ科、 ウシノケグサ属、多年草。 用語説明
花期:夏 6月〜8月
高さ:30〜90センチ
ウシノケグサ属の植物は、 密に叢生し、茎は無毛で直立する。
葉は線形でやや柔らかい。
細長い円錐花序を直立させ、柄のある花序枝を互生させ、 多数の小穂をつける。 護頴はややかたい。
この属には ヒロハウシノケグサオニウシノケグサオオウシノケグサトボシガラ などがあり、識別は簡単でない。

識別点:
 ヒロハウシノケグサ:高さ0.3〜1メートル、葉幅3〜7ミリ、葉耳の縁は無毛、小穂は8〜12ミリ、第1苞穎は2〜3ミリ、芒なし
 オニウシノケグサ:高さ0.4〜1.8メートル、葉耳に縁毛、第1苞穎は5〜7ミリ、芒が短い
 オオウシノケグサ:高さ30〜90センチ、葉耳は無毛、葉幅3〜4ミリ、小穂は5〜10ミリで芒がある
 トボシガラ   :高さ30〜60センチ、葉幅2〜3ミリ、穂先が垂れ、花序枝が長く小穂は7〜9ミリでまばらで芒が長い

ヒロハウシノケグサ:
葉は幅3〜7ミリで葉身基部の葉耳の縁は無毛で、 狭円錐状の花序に短枝と長枝が対になってつく。


ヒロハウシノケグサ:
小穂には芒がほとんどない。 (2010/4/24)


オニウシノケグサ:
葉身基部の葉耳に縁毛があり、花序は直立するかやや傾き、 花軸の数カ所から長短2本の枝を斜上させて広卵形の小穂をつけ、 その第1苞穎は長さ5〜7ミリある。


オオウシノケグサ:
葉は縁が内側に巻き、葉耳は無毛、 花序は細長い円錐状で、細長い小穂が密につく。


トボシガラ:
葉はやわらかく、花茎から長い枝が数本まばらにでて、 その先に淡緑色の小穂をつける。


単子葉植物へ戻る
双子葉植物も見る
総目次へ戻る