オニウシノケグサ
鬼牛の毛草
単子葉、
イネ科、
ウシノケグサ属、多年草。
用語説明
花期:夏 6月〜8月
高さ:0.4〜1.8メートル
密に叢生し、茎は無毛で、直立した細長い円錐花序に淡緑色の小穂をつけ、
頴はややかたい。
葉は長さ30〜40センチの広線形で、短い葉舌があり、
葉身基部の葉耳に縁毛がある。
花序は長さ10〜50センチの披針形〜卵形で、
直立するかやや傾き、
花軸の数カ所から長短2本の枝を斜上させ、短い枝には数個、
長い枝には数個〜20個の小穂をつける。
第1苞穎は長さ5〜7ミリある。
ヨーロッパ原産で、戦後、緑化用に植えられた。
ウシノケグサ属には交雑種もあり、識別はかなりむずかしい。
識別点:(
ヒロハウシノケグサ、
オニウシノケグサ、
オオウシノケグサ、
トボシガラ
)
ヒロハウシノケグサ:高さ0.3〜1メートル、葉幅3〜7ミリ、葉耳の縁は無毛、小穂は8〜12ミリ、第1苞穎は2〜3ミリ、芒なし
オニウシノケグサ:高さ0.4〜1.8メートル、葉耳に縁毛、第1苞穎は5〜7ミリ、芒が短い
オオウシノケグサ:高さ30〜90センチ、葉耳は無毛、葉幅3〜4ミリ、小穂は5〜10ミリで芒がある
トボシガラ :高さ30〜60センチ、葉幅2〜3ミリ、穂先が垂れ、花序枝が長く小穂は7〜9ミリでまばらで芒が長い
葉耳の縁に毛がある。(2015/5/16)
葉舌は短い。(2014/6/21)
芒が短い。
(2009/4/30)
未熟な花穂はあまりばらけない。
(2009/5/1)
葯が黄色い。
開花後、花序枝が二股になって広がる。(2015/5/16)
(2015/5/16)
小穂は熟すと淡褐色になる。
(2015/6/13)
茎は叢生して直立ないし斜上する。
(2009/5/1)
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