シュロソウ
棕櫚草
単子葉、
シュロソウ科
(以前はユリ科)、
シュロソウ属、球根植物、多年草。
用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:50〜100センチ
林内や湿った草地に生える。
地下茎があり、茎は高く直立する。
葉は茎の下部につき、長さ20〜30センチの広線形で、縦に筋があり、
葉の基部が鞘状に茎を包み、それが腐ると
シュロ
の毛のようになる。
茎の先に細長い円錐花序をつけ、6裂した花を多数咲かせる。
花の色は、濃紫褐色が多いが、白、黄緑色、緑色、赤紫色などもある。
両性花は花序の上部につき、雄花は花序の下部につく。
果実は長さ1〜1.5センチの楕円形の刮ハで、
3稜があって角(つの)が3本あるような形である。
有毒である。
よく似た
アオヤギソウ
は、花が淡黄緑色である。
濃紫褐色で6弁の花が円錐状に咲く。
(2009/9/10)
雄花には角状の子房がない。
(2009/9/10)
葉は幅広で縦の筋がある。
地下茎があって群生する。(2017/5/2)
葉の基部は葉鞘となって重なり合う。(2016/5/14)
花茎が高く立ち上がる。
(2018/6/24)
円錐花序の蕾。花茎は白い微毛で覆われる。
(2018/6/24)
果実ができつつある。円錐花序は横に広がらず、細長い。
(2016/10/4)
刮ハには3つの稜と3本の角(つの)がある。(2017/10/3)
(2015/10/8)
(2016/10/4)
刮ハは熟すと3裂する。(2016/10/4)
葉の基部が腐るとシュロの繊維状のものが残る。(2017/4/2)
(2016/10/4)
単子葉植物へ戻る
双子葉植物も見る
総目次へ戻る