ハマスゲ

浜菅

単子葉、 カヤツリグサ科、 カヤツリグサ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜10月
高さ:15〜40センチ
乾燥した所に生える。 地中でのばした根茎の先に固い塊茎を次々と作って群生する。 このようにして根茎と塊茎のネットワークを地中に作るので、 根絶しにくい雑草である。
葉は幅2〜6ミリの線形で光沢があり、根から出る。断面は浅いM字形となる。
花茎は細くてかたく、深緑で光沢があり、直立する。 茎先から、花序より少し長い1〜2本の苞と1〜7本の花序枝が斜上し、 花序枝の先に赤褐色の小穂が3〜8個開出する。 小穂は長さ1.5〜3センチの線形で、鱗片は赤褐色でつやがある。 小穂には アゼガヤツリ のような隈取りはない。
果実は3稜のある扁平な長さ1ミリ強の楕円形である。

識別点: アゼガヤツリチャガヤツリハマスゲ
  アゼガヤツリ:小穂は隈取り明瞭、鱗片の先はまっすぐ。
  チャガヤツリ:小穂は隈取り明瞭、鱗片の先が外向きに尖る。
  ハマスゲ  :小穂に隈取りなし。



茎先から長い苞を1〜2本と、小穂のついた花序枝を数本出す。(2016/9/17)


苞は葉と同じような形。




白くて曲がっているのが柱頭、黄色い棒状のが葯。 (2018/9/30)


根茎で群生する。


(2016/5/5)


葉は線形で光沢がある。(2015/7/2)


葉の断面はM字形となる。 (2018/9/30)


(2016/5/5)


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