アゼガヤツリ

畔蚊帳吊

単子葉、 カヤツリグサ科、 カヤツリグサ属、湿生、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
高さ:20〜40センチ
湿地に生える。 茎は叢生し、細くてかたく、鈍い3稜がある。
葉は根元から出て、茎より短く、濃褐色の葉鞘をもつ。
茎の先に長い葉状の苞が2〜4枚あり、その間から3〜5本の枝が散開し、 その先に赤褐色の小穂が5〜10個開出する。
小穂は長さ1〜2.5センチ、幅2〜2.5ミリの扁平な被針形で、 多数の小花が斜め2列に互生するように並んでおり、光沢がある。 小花は花後に赤褐色を帯び、まわりに黄緑色の隈取りがあり、 鱗片の先はまっすぐで外向きには開かない。
果実は暗褐色で倒卵形のそう果である。

識別点: アゼガヤツリチャガヤツリハマスゲ
  アゼガヤツリ:小穂は隈取り明瞭、鱗片の先はまっすぐ。
  チャガヤツリ:小穂は隈取り明瞭、鱗片の先が外向きに尖る。
  ハマスゲ  :小穂に隈取りなし。

小穂は扁平な被針形


小穂は花後に赤褐色となり、黄緑色の隈取りがある。鱗片の先はまっすぐである。


(2016/10/10)




茎先から枝が数本出て、その先に小穂が放射状につく。 (2012/10/4)




葉は幅1〜2ミリと細い。(2015/10/3)


花穂は、細長い茎の先につく。 (2009/9/19)


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