シロザ

白藜

双子葉、離弁花、 アカザ科、 アカザ属、1年草。 用語説明
花期:秋 9月〜10月
高さ:0.6〜1.5メートル
茎は太くてかたく、直立し、分枝する。
下部の葉は菱状卵形〜卵形で、上部の葉は細長くなり、 にぶい歯牙があって、互生する。
(歯牙:葉のふちに直角につく。鋸歯:葉の縁に上向きにつく。)
若葉は白い微細な粒に覆われている。
茎の先や葉腋から出る穂状花序に、 黄緑色で花被片5枚雄しべ5本の、小さい花が密集してつく。 花被片は小さくてわかりにくい。
果実は薄皮のような果皮の中に種子が入った胞果で、 秋に赤くなる。 種子は直径1〜1.3ミリの扁平な広楕円形で、黒くて光沢がある。
若葉は茹でて食べることができる。 茎には稜があり、軽くて丈夫な杖として使われる。
ユーラシア原産。

識別点: アカザシロザコアカザ
 アカザ :葉は菱状卵形でシロザより大きくて付け根付近が赤く、種子に光沢があり、花期は5月〜10月。
 シロザ :葉は菱状卵形で、種子に光沢があり、花期は9月〜10月。
 コアカザ:葉は長卵形でシロザより細くて下半部が浅く3裂し、種子に光沢がなく、花期は5月〜8月。

(2012/7/7)


葉は菱状卵形で、互生する。(2010/9/25)


葉には鋸歯があり、若葉は白緑色。(2011/6/19)


果実は胞果で、5つの部分に分かれている。(2010/10/6)


枝がよくのびて、大株となる。 (2012/8/25)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る