パンジー
双子葉、離弁花、
スミレ科、
スミレ属、1年草。
用語説明
花期:冬〜春 12月〜6月
高さ:15〜20センチ
別名:サンシキスミレ
特徴要約(他のスミレとの比較については
スミレ科一覧参照):
地上茎:有、花色:多彩、葉:卵形で葉柄長い、距:ごく小さい、托葉:羽状深裂、花柱:頭状。
地上茎がある。
葉柄や花柄は短い茎から互生する。
葉は卵状楕円形で、浅鋸歯がある。
花の直径が4センチ以下(2センチぐらい)の小輪のパンジーを
ビオラ
という。
花は少し重なった2枚の上の花弁と、2枚の脇の花弁、
わずかに切れ込みのある下の花弁からなる。
色は、紫、赤、黄色、白や、それらの色が混ざったものなど、
種類が多い。花弁は丸くて花は平開に近く開く。
距はごく小さい(麦粒ぐらい)。
刮ハは紡錘形で、はじめは下を向いているが、
熟すにつれて上を向き始める。
完熟すると3裂して種が飛ぶので、
その前にとると丸い褐色の種を採集できる。
寒さに強い。
識別点:
パンジー、
ビオラ
パンジー:園芸用に品種改良された花径が5,6センチ以上のもの。
ビオラ :花径が4,5センチ以下のもので、パンジーより原種に近い。
(2007/2/12)
寒さに耐え、葉は卵状楕円形で、浅鋸歯がある。(2015/2/1)
茎があり、托葉は櫛の歯状。。(2015/2/1)
距はごく短い棒状。(2015/2/1)
花柱は頭状。側弁の基部には白い毛がある。
(2015/2/1)
大きくなり始めた果実。萼は5裂する。上部に王冠状の付属体がある。
(2017/5/18)
裂開前の刮ハは楕円状。(2017/5/20)
3つに裂開すると、淡褐色の丸い種子が現れる。
(2017/5/31)
野生種に近い
ビオラでは種が多いが、
園芸種では、種の数が少ないことが多い。
(2017/5/25)
これはビオラ。
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