オランダミミナグサ
和蘭耳菜草
双子葉、離弁花、
ナデシコ科、
ミミナグサ属、2年草(越年性)。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:10〜60センチ
茎は二叉に分かれながら上に伸び上がり、緑色である(暗紫色をおびるものもある)。
茎や葉に軟毛と腺毛が多い。
葉は卵形〜長楕円形で対生する。霜が降りても枯れないことが多い。
枝先に白い5弁花が集散状にいくつもつくが、花柄が短いので、
密集して咲く。花弁の先は2裂する。花が開いている時間が短く、
目にするのは閉じているときが多い。萼片は緑色である。
果実は薄膜質の刮ハで、萼より長くのび出す。
熟すと先が10裂して、小さなおにぎり状の種子がこぼれ出る。
識別点:(
オランダミミナグサ、
ミミナグサ
)
オランダミミナグサ:花は密集、花柄の長さが萼片と同じか短い。茎は緑色(か淡暗紫色)、萼片は緑色。
ミミナグサ :花はまばら、花柄の長さが萼片より長い。茎と萼片が暗紫色を帯びる。
蕾。(2015/4/15)
蕾は白くて密集してつく。
(2016/1/10)
花柄は短い。
葉は卵形〜長楕円形で、軟毛があり、対生する。(2016/2/19)
茎に軟毛がある。茎は二股に分かれる。
花は5弁で、密集して咲く。
果実は半透明の薄膜質で、萼より長くはみ出す(上向き、下向き、左向きが見える)。
花弁の先は2裂する。
雄しべが8本以上ある。中心部の柱頭は5裂する。萼に腺毛がある。(2017/4/13)
(2013/3/16)
刮ハは薄膜質で先が10裂する(右下)。左中段のは裂開前の刮ハ。
(2017/4/13)
全体に軟毛がある。(2009/3/16)
茎が暗紫色を帯びているが、萼片は緑で花柄も短いので、ミミナグサでなく、オランダミミナグサ。
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