オオブタクサ
大豚草
双子葉、合弁花、
キク科、
ブタクサ属、花は筒状花のみ、1年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
高さ:1〜3メートル。
別名:クワモドキ
茎は丈夫で高くのびてよく分枝し、粗毛があり、
根元は草刈り鎌では切れないほど固くなる。
大群落を作る。
葉は長さ20〜30センチと大きく、掌状に3〜5裂し、
長い葉柄をもち、対生する。両面ともにざらつく。
雌雄同株で、枝先に細長い総状花序を出し、
合着して笠形になった淡緑色の雄頭花を多数下向きにつけ、その下に2枚の苞に包まれた雌頭花をつける。
多量の花粉を飛ばすので花粉症の1つの原因になる。
そう果は総の基部に頭状に集まってつき、
熟すと合着した総苞に包まれた6つの角と稜のある釣鐘形のとても固い偽果となって落ちる。
その中にそう果が1つ入っており、
土中で20年も発芽能力を持つという報告もある。
北アメリカ原産。1952年に侵入。
識別点:
ブタクサ、
オオブタクサ
ブタクサ :高さ0.3〜1メートル、葉は2回羽状に深裂、裂片は細長い。
オオブタクサ:高さ1〜3メートル、葉は掌状に3〜5裂、裂片は幅広。
(2010/8/8)
茎は太くて直立し、掌状に裂けた大きな葉が対生し、鋸歯があり、葉柄は長い。(2015/7/2)
雄花序。(2010/9/18)
3メートルぐらいに高くなる。(2013/9/15)
(2016/10/20)
雄花では筒状花が笠形にかたまり、それが多数花軸に並ぶ。(2010/9/20)
雌花序は雄花序の基部につくが、目立たない。
(2012/10/4)
雌花序には雌花が数個ある。
(2016/10/20)
葉は掌状に深裂し、裂片の先は尖る。(2010/6/19)
葉は大きくて直径20〜30センチある。
(2015/7/2)
葉裏は淡緑色。(2023/6/4)
茎は太くて、縦筋がある。(2023/6/4)
大群落を作り、大量の花粉を飛ばす。(2014/9/20)
雌花のあった所に独楽のような形をした果実ができつつある。(2016/10/10)
偽果は6つの角と稜のある釣鐘形で、とても固い。(2015/10/27)
基部は木質化して固く、切るには鋸などが必要。
(2017/10/18)
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