オドリコソウ

踊り子草

双子葉、合弁花、 シソ科、 オドリコソウ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 3月〜6月
高さ:30〜50センチ
茎は根元から多数出て直立し、四角で太いが柔らかい。
葉は先のとがった長さ5〜10センチの卵状三角形で、 葉柄があって対生し、鋸歯があり、網目状の葉脈がへこむ。 葉全体に毛がある。
上部の葉腋に白色〜淡紅紫色の唇形の花を数段輪生させる。 花冠は長さ3〜4センチで、上唇は笠のようにかぶさり、 下唇は3裂し、その中央裂片は他より大きくて、前に突き出す。 下の段の花が咲き終わると上の段の花が咲き始め、 茎先では新しい蕾が作られるので、花期が長い。
花の下にある萼の裂片の先は長い針のようにとがる。
果実は花後の萼の中で育ち、3稜のある分果が4つ密着した形をとる。
近縁の花の黄色いキバナオドリコソウ(別名:ツルオドリコソウ)は、 下部で分岐してから直立し、花後に匍匐枝を出して増え、 群落を作る。

識別点: ヒメオドリコソウオドリコソウ
 ヒメオドリコソウ:花は輪生しない、高さ10〜25センチ、2年草。
 オドリコソウ  :花は輪生する、高さ30〜50センチ、多年草。



花の輪生した形が笠をかぶった踊り子が輪になった形に似る。


上唇が覆い被さり、下唇は3裂して、中央裂片が突き出す。(2017/4/22)


上唇に毛がある。(2016/4/29)


蕾は丸い。


花は下の段から上の段へと咲き進む。 (2017/4/13)


葉は先のとがった卵形で、鋸歯があり、葉脈がへこむ。


萼の先が長い針のようにとがる。


茎先では新しい蕾が作られる。


群生する。


キバナオドリコソウは、草丈は30センチぐらいであるが、
花後に匐枝を出して増え、群落を作る。

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