ネナシカズラ
根無葛
双子葉、合弁花、
ヒルガオ科、
ネナシカズラ属、つる性、1年草、寄生植物。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜10月
針金状のつるで他の植物にからみつき、寄生根を出して養分を吸い取る。
つるは黄色または紫褐色で、
寄主にかぶさるようにのびたり巻き付いたりする。
発芽したときはイトミミズのようであるが、
大きくなると寄主に覆い被さる。
葉は長さ2ミリ以下の鱗片状に退化している。
つるから短い穂状花序を出し、白いこぶのような花を多数つける。
花冠は直径約5ミリで5裂し、花柱が1個あり、5本の雄しべは花冠より短い。
果実は卵形の朔果で、熟すと横に裂けて丸い種子が現れる。
識別点:
ネナシカズラ、
アメリカネナシカズラ、
マメダオシ
ネナシカズラ :花冠は約4ミリ、花柱は1本、雄しべは花冠より短い、つるは紫褐色、朔果は卵形。
アメリカネナシカズラ:花冠は約3ミリ、花柱は2本、雄しべは花冠より長い、つるは淡黄色〜淡黄赤色、朔果は球形。
ハマネナシカズラ:花冠は約2.5ミリ、花柱は2本、雄しべは花冠より短い、つるは赤褐色、朔果は扁球形で花冠より短い。
マメダオシ:花冠は約2ミリ、花柱は2本、雄しべは花冠より短い、つるは淡黄色、朔果は球形で花冠より長い。
(2009/7/5)
花柱は1本。(2009/8/12)
覆い被さるつる。
巻き付くつる。
虫えい?
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