ナツトウダイ

夏燈台

双子葉、離弁花、 トウダイグサ科、 トウダイグサ属、多年草。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:20〜50センチ
茎は無毛で直立する。
葉は倒披針形〜長楕円形で、柄はなく、まばらに互生する。 茎と葉は紅紫色を帯びることがある。
茎先では5枚の葉が輪生状につき、 傘を逆さにしたように5本の枝が輪生し、 その先に2つ(または1つ)の杯状花序がつく。 杯状花序には対生する苞葉があり、 4枚ある腺体は紅紫色の三日月形で、蜜を出し、 両端がカニのはさみのようにとがる。 苞葉はかどが丸味をおびた3角状である。
果実は球を3つ合わせたような形の朔果で、 黒い楕円形の種子を持つ。
有毒植物で、漢方薬に用いられる。

識別点: タカトウダイナツトウダイ
 タカトウダイ:杯状花序の腺体は広楕円形。
 ナツトウダイ:杯状花序の腺体はカニの鋏のように両端が尖る。

4つの腺体は三日月形で両端が針のようにとがり、蜜を出す。
丸くふくらんでいるのは子房で、平滑である。


花は小さくて、近づいてみないと構造がよくわからない。
花は3角状の2枚の苞葉の上に載っている。(2009/4/10)


4つの腺体はカニのはさみにように先が尖っている。(2016/4/16)


刮ハは球を3つ合体させたような形をしている。(2016/4/29)


茎先に5本の枝が輪生する。(2011/5/14)


(2010/4/21)


茎は直立し、葉は鈍頭の長楕円形で、下部では互生し、茎先では5輪生する。


5輪生する葉の上に、苞葉を2枚もつ花が輪生する。 (2014/4/12)




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