ムラサキ
紫
双子葉、合弁花、
ムラサキ科、
ムラサキ属、多年草。
用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:50センチ
根は暗紫色で太い枝根が多数出ており、紫根と呼ばれる
(英語ではボラギノール(ラテン語のboraginaceaeが語源))。
茎は直立し、上部で互生状に分枝するが、分枝数は多くない。
葉は被針形で互生し、粗毛がある。
枝先や葉腋に直径約8ミリの白い花をつけ、花冠は5裂する。
果実は4分果で、灰白色である。
紫根が紫染めや薬草として使われたが、発芽率が低く、
今はムラサキは絶滅危惧種に指定されている。
流通しているのはセイヨウムラサキや、
中国の近縁種である。
識別点:
ムラサキ、
セイヨウムラサキ
ムラサキ :根は肥大し赤紫、高さ30〜60センチ、花純白、葉に毛があって厚い、分枝少なく直立、果実白色で1センチ
セイヨウムラサキ:根は肥大し白色、高さ30センチ、花クリーム色、葉に毛が少なく薄い、よく分枝、果実黄白色で5〜7ミリ。
イヌムラサキ :根は肥大せず、高さ30センチ、よく分枝、果実白色で4〜5ミリ。
(2015/6/1)
花冠が5裂する小さな白い花が咲く。葉の縁に白毛がある。(2016/7/27)
若い蕾は丸くて光沢があり、5本の細長い萼で支えられている。
開花が近づくと蕾の萼筒がのびる。(2023/6/4)
花弁基部の中央線部分が盛り上がる。丸いのは蕾。(2017/5/19)
萼片が細長い。(2017/5/19)
蕾は葉腋につき、細長い萼片で支えられている。(2015/6/1)
蕾と花と花後(果実が作られつつある)。(2017/5/19)
葉は披針形で互生する。葉の基部に托葉のようなものがある。(2017/5/19)
茎と葉に粗毛がある。(2015/6/1)
萼や葉裏にも毛がある。(2017/5/19)
茎ははじめ直立する。(2016/5/5)
果実は4分果。(2016/9/28)
線形の残存萼片が5個ある。
(2016/7/27)
未熟の果実は淡緑色〜淡褐色。
(2016/7/28)
熟すと先が尖り気味の白い果実となる(分果と萼片の一部は脱落している)。(2012/9/26)
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