マルバイノコズチ
丸葉猪子槌
双子葉、離弁花、
ヒユ科、
イノコズチ属、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
高さ:0.5〜1メートル
ヒナタイノコズチ
とよく似ているが、葉先の丸い点などが異なる。
日当たりのよい所に生える。
根元で分岐して直立し、
茎は四角形で節がふくらみ、そこから対生状に枝分かれする。
葉は長楕円形で対生し、厚みがあって先が丸い。
茎や枝の先に花穂を出し、緑色の尖った米粒のような蕾を密につける。
花は小さくて白く、ポツポツと横向きに咲いてすぐ閉じ、下向きになる。
果実は長さ約2.5ミリの長楕円形で、花被片に包まれた胞果であり、
ヘアピン状の苞があって、衣類や動物の足などにくっつく。
よく似たものに
ヒナタイノコズチ、
ヒカゲイノコズチ
がある。
識別点:
ヒカゲイノコズチ:日陰、葉が薄い、毛が少ない、花がまばら、葉先が徐々にとがる、小苞の間の白い付属体が大きい。
ヒナタイノコズチ:日向、葉が厚い、毛が多い(葉裏が白っぽい)、花が密につく、葉先が急にとがる、小苞の間の白い付属体が小さい。
マルバイノコズチ:日向、葉が厚い、毛が多い(葉裏が白っぽい)、花が密につく、葉先が丸い。
(2015/9/29)
上を向いているのは蕾、下を向いているのは果実。葉に毛がある。(2016/9/28)
(2017/10/18)
花はちょっと開いてすぐ閉じる。
(2017/10/18)
(2022/10/20)
この写真では、ヘアピン状の苞はまだ未発達。(2017/10/18)
葉先が丸い。茎は褐色を帯びる。(2015/9/29)
茎にも毛がある。(2016/9/28)
葉は丸くて、縮みがある。(2016/5/5)
葉は厚みがあって、対生する。(2023/6/4)
葉腋で分枝してよく茂る。
(2015/7/2)
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