クロバナヒキオコシ
黒花引起こし
双子葉、合弁花、
シソ科、
ヤマハッカ属、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
高さ:0.5〜1.5メートル
関東以北の山地に多い。
地下茎があり、茎は断面が四角で直立し、
稜に細毛がある。
葉は先のとがった長さ5〜15センチの広卵形で、鋸歯があり、
節間を長くとって対生する。まばらに毛があり、葉脈がへこむ。
上部の葉腋から出る円錐花序に、
暗紫色をした長さ5〜6ミリの小さい唇形の花をまばらにつける。
上唇は短く直立して4裂し、
下唇は舟形に長く突き出し、雄しべも突き出す。
萼は5裂して細毛がある。
萼の中で丸い4個の分果が実り、短い白毛がある。
葉は苦みが強い。
薬効がある。
識別点:
ヤマハッカ、
ヒキオコシ、
クロバナヒキオコシ
ヤマハッカ :茎の稜に細毛、花は青紫色、上唇に斑紋、下唇は内側に巻く、雄しべ短い。
ヒキオコシ :茎に細毛密生、花は紫色、上唇に斑紋、下唇突き出し、雄しべ長い。
クロバナヒキオコシ:茎は稜に細毛、花は暗紫色、下唇突き出し、雄しべ長い。
(2016/10/2)
花は暗紫色が多く、下唇が前に突き出す。萼は5裂して細毛がある。
(2018/5/24)
紫色の花もある。
(2017/10/18)
(2017/10/18)
茎は4角で直立し、葉は広卵形で鋸歯があり、対生する。(2016/7/27)
暗紫色の小さい唇形花が咲き、下唇と雄しべが突き出すのが特徴である。(2016/10/2)
上唇は短く直立して4裂する。
(2016/10/20)
(2016/10/2)
葉脈が葉裏に隆起する。(2016/10/20)
葉は上から見ると十字対生している。
萼の中に4分果ができ、それに白毛がある。
(2016/10/2)
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る