アリタソウ
有田草
双子葉、離弁花、
アカザ科、
アリタソウ属、1年草。
用語説明
花期:夏〜秋 7月〜11月
高さ:50〜100センチ
荒れ地などに生え、茎は斜上して分枝し、枝葉を茂らせる。
全体に白毛がある。
(毛の多いものをケアリタソウということもあったが、区別が不明確なので、
最近はその区別をしなくなった。)
葉は長さ3〜10センチの長楕円形で、あらい鋸歯があり、有柄で互生する。
表面は無毛で、裏面に淡黄色の腺点がある。
枝先に緑色の花穂を円錐状に多数出し、両性花と小さな雌花を多数つけ、
葉状の苞が目立つ。
花被片が5枚あるが、小さくてわかりにくい。
果実は花被片5枚に(5本の指でつかまれたように)
包まれた偏球形の胞果で、5稜があり、
黒褐色で光沢のある丸い種子を含んでいる。
薬のような臭いがあり、有毒で、寄生虫の駆虫薬として使われた。
近縁の
アメリカアリタソウ
は、葉の切れ込みが深くて、花穂が長く、
花穂の苞葉が短くて目立たない点が異なる。
ゴウシュウアリタソウ
は、鋸歯が波状で、腺点と腺毛が多く、
葉腋に淡緑色の花が群がる、
などの特徴がある。
メキシコ原産。
花穂の苞が大きくて目立つ。
(2018/9/30)
葉は長楕円形で粗い鋸歯があり、花はごく小さい。
(2018/9/30)
短い花穂が多数出る。
(2018/9/30)
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