ヤマアジサイ
山紫陽花
双子葉、離弁花、
ユキノシタ科(新分類ではアジサイ科)、
アジサイ属、落葉、低木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:1〜2メートル
別名:サワアジサイ
雨を好み乾燥に弱い。
茎は束生する。
若枝は淡緑色で毛が密生するが、
古くなると木質化し、樹皮は灰褐色で薄く剥がれる。
葉は長さ10〜15センチの先の長くとがった長楕円形〜卵状楕円形で、
鋸歯があってつやが少しあり、葉脈が明瞭で、有柄で対生する。
枝先に直径5〜10センチの集散花序がつき、
中央部にある多数の小さい両性花を白っぽい装飾花が取り囲む。
両性花には花弁が5枚、雄しべが10本ある。
装飾花は直径1.5〜3センチで、4枚の円形〜楕円形の萼片があり、
はじめは白いが次第に淡青色〜淡紅色に変わることが多い。
両性花から長さ3〜4ミリの楕円形の刮ハができる。
種子には両端に翼がある。
地域による変異が多い。
花が赤みを帯びる品種は、ベニヤマアジサイと呼ばれる。
識別点:
ガクアジサイ、
ヤマアジサイ
ガクアジサイ:2メートル、葉が丸くて厚く艶あり、短く尖る、花期6月上旬〜7月中旬、海辺を好む。
ヤマアジサイ:1.5メートル、葉が細長く薄く艶なし、細長く尖る、花期5月下旬〜6月中旬、山を好む。
白い花。
(2015/6/1)
淡青紫色の花。
(2017/5/31)
両性花には長い雄しべが10本ある。
(2017/6/6)
葉は先が細長く尖った卵状楕円形で、鋸歯があり、対生する。枝も対生状に出ている。
(2016/4/156)
葉身がやや長くて、先も長く尖るものもある。(2015/5/6)
枝先に散形花序がつく。
(2016/4/15)
(2016/5/5)
八重咲きもある。
(2018/6/24)
(2018/6/24)
花の数が少ないものもある。(2015/7/2)
筒状花がほとんどないものもある。(2016/7/28)
シチダンカと呼ばれる品種。
(2017/6/29)
シチダンカ。これは葉が長楕円形。
(2017/6/29)
シチダンカ。これは葉が卵形。
(2017/6/11)
シチダンカは八重咲き。(2018/6/24)
花が赤みを帯びるベニヤマアジサイ。(2017/6/29)
ベニヤマアジサイ。(2017/6/29)
ベニヤマアジサイ。(2017/6/29)
幹は細くて叢生する。
(2018/10/7)
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