ガクアジサイ

額紫陽花

双子葉、離弁花、 ユキノシタ科(新分類ではアジサイ科)、 アジサイ属、落葉、低木。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:2メートルぐらい
雨を好み乾燥に弱い。
茎は束生し、樹皮は灰褐色で浅い割れ目があり、 若枝は緑色でなめらかである。
葉は長さ10〜15センチの卵形で先がとがり、葉脈が明瞭で光沢があり、 鋸歯があって、有柄で対生する。
若枝の先に直径10〜20センチの集散花序を出し、多数の小花をつける。 外側には白〜青紫色の花弁のように見える萼を約4枚もつ装飾花があり、 中央部に花弁5枚、雄しべ10本の両生花がある。
果実は長さ6〜9ミリの卵形の朔果で、 3本の花柱が突起として残り、11〜12月に熟す。 果実からは、 両端に突起状の翼を持つ長さ約1ミリの種子が出る。

識別点: ガクアジサイヤマアジサイ
 ガクアジサイ:2メートル、葉が丸くて厚く艶あり、短く尖る、花期6月上旬〜7月中旬、海辺を好む。
 ヤマアジサイ:1.5メートル、葉が細長く薄く艶なし、細長く尖る、花期5月下旬〜6月中旬、山を好む。



周辺の小花で花弁のように見えるのは萼であり、 中央部の小花は小さな花弁で構成されている。






中央部の両性花は、5弁で、雄しべが10本ある。(2017/6/29)


装飾花が八重となっている品種。 (2017/6/29)


八重咲きの淡紅色の花。 (2018/5/24)


八重咲きの両性花では、花弁が4枚のが多いが、3枚や5枚のもある。 (2022/6/13)


葉は卵形で鋸歯があり、葉脈が明瞭である。




果実は卵形の刮ハ。


各刮ハには、花柱が3本〜5本の突起となって残っている。


(2018/9/28)


若枝は緑色で葉は対生する。


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