トウネズミモチ
唐鼠黐
双子葉、合弁花、
モクセイ科、
イボタノキ属、常緑、広葉樹、中高木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:10〜15メートル
在来種の
ネズミモチとよく似ているが、
葉脈が透けて見え、葉や花序が大きく、樹高が高くなる、などの点が異なる。
幹は直立し灰褐色で粒状の皮目がある。
葉は全縁で長さ6〜12センチの広卵形で、暗緑色で革質であり、対生する。
葉を裏から透かしてみると葉脈が透けて見える。
新枝の先に長さ10〜20センチの円錐花序を出し、白く小さい漏斗状の
花を密につける。
萼は淡緑色で4裂し、花冠も深く4裂する。
核果はネズミの糞のような楕円体で、冬の初めに熟して黒紫色になる。
中国原産で、明治初期に渡来した。
識別点:
ネズミモチ、
トウネズミモチ
トウネズミモチ:葉脈が透けて見える。葉や花序、樹高が大きい。
ネズミモチ :葉脈が透けて見えない。葉や花序、樹高が小さい。
トウネズミモチは葉脈が透けて見える。(2008/10/26)
葉は全縁の広卵形で対生し、濃緑色で艶がある。(2018/5/19)
葉裏は白緑色。
(2015/1/18)
枝先の円錐花序に白い漏斗状の花を咲かせる。
花冠は4裂して反り返り、雄しべと雌しべが突き出す。
(2018/5/19)
雄しべは2本、花柱は1本ある。
(2015/6/1)
褐色のは枯れた花弁だろうか?(2016/7/10)
満開の花。
できはじめの果実は少しいびつ。
(2015/9/19)
未熟な果実。(2008/10/26)
黒紫色に熟し、粉をふく。
枝もたわわに実をつける。
大寒近くなって他の木の実がなくなると、1〜2週間でほとんどの実が鳥に食べられてしまう。
(鳥にとっては救荒食物?)(2013/1/12)
果柄は少し赤みを帯びる。(2015/1/18)
丸い樹形となることが多い。
(2018/1/13)
常緑中高木である。
(2018/1/7)
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る