リュウガン

竜眼(白い果肉の中に黒い種子のある果実を竜の目に例えた)

双子葉、離弁花、 ムクロジ科、 ムクロジ属、常緑、広葉樹、小高木。 用語説明
花期:春 3月〜5月
高さ:5〜10メートル
幹は直立してから分枝し、樹皮は灰褐色で、老木はひび割れる。
偶数羽状複葉が互生し、小葉は大きな楕円形で、革質であり、 先が短く尖る。
枝先から円錐状に広がる花序に、 黄褐色の萼に包まれた小さな小花が密生する。 小花が開くと、ごく小さくて白い花弁5枚と、 黄褐色の葯をつけた長い雄しべが現れる。
直径約2.5センチの淡褐色で丸い核果を総状に多数つける。 殻の中に白いゼリー状の果肉に包まれて、 黒くて丸く、光沢のある種子がある。
果肉は食用となり、乾燥させると長期保存もできる。 果肉は生薬としても使われる。 材は赤褐色で固いので、細工物などに使われる。
東南アジア、中国南部原産。 沖縄や鹿児島でも育つ。

レイシリュウガン は似ているが、 レイシは果実が少し大きいが種子が少し小さく、 表面に赤褐色の鱗状のブツブツがあり、 果肉がより甘い点などが異なる。

(2018/10/20)


葉は偶数羽状複葉。 (2018/10/20)


(2019/11/29)


小葉は大きな楕円形で、先が短く尖る。 (2018/10/20)


幹は灰褐色。 (2018/10/20)


樹皮は古くなると長方形の鱗状にひび割れる。 (2018/10/20)


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