モミジバスズカケノキ
紅葉葉鈴懸の木
双子葉、離弁花、
スズカケノキ科、
スズカケノキ属、落葉、高木。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:35メートル
別名:プラタナス、カエデバスズカケノキ
樹皮は大きく薄片状にはがれて、幹や古枝は淡緑色と灰白色、
暗褐色のまだら模様になる。
葉は互生し、長さ10〜18センチと大きな広卵形で、
掌状に浅く3〜5裂し、ふぞろいな鋸歯がある。
雌雄同株で、春に葉腋に球形の花序をつけ、雄花序は長さ1センチ、
雌花序は長さ1.5センチぐらいあり、雌花序には赤い柱頭が一面につく。
花弁は見えない。
1本の花序軸に球形花序が1〜3個つく。
果実は直径4センチぐらいの球形の集合果で、
長い毛の生えた褐色のそう果の集まりである。
葉は秋に黄葉になって落ちる。
スズカケノキとアメリカスズカケノキの交配で生まれた。
識別点:
スズカケノキ、
アメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキ
スズカケノキ :葉は深く切れこみ、樹皮に緑褐色のまだら模様、
1本の果軸に集合果3〜7個。
アメリカスズカケノキ:葉の切れこみは浅く鈍角で、樹皮は暗褐色で
根元に縦の割れ目ができ、
1本の果軸に集合果1個(希に2個)。
モミジバスズカケノキ:葉の切れこみは中程度で鋭角になり、
樹皮に淡緑色のまだら模様ができ、
1本の果軸に集合果1〜3個。
葉は掌状に3〜5浅裂し、鋸歯があり、(長枝では)互生する。
(2018/5/24)
葉は大きなモミジ葉のようで、短枝では束生しているように見える。
(2011/4/24)
葉腋に球形の花序がつく。
緑色のは雄花序でまだあまり展開していない。赤みを帯びた雌花序はもう咲き終わりに近い。
(2011/4/24)
雌花序。
(2011/4/24)
そう果が球形に集まった集合果ができる。
果実には長い果軸があって、葉腋からぶら下がる。
(2018/10/9)
果実は1つの果軸に1〜3個つく。(この例では2個)
(2018/10/9)
この例では1個。
(2018/10/9)
大木になる。
黄葉する。
(2019/11/29)
新宿御苑での黄葉。(2015/10/12)
まだ若い木。
(2002/11/3)
果実は落葉後も枝に残る。
枯葉
枝は灰褐色。
幹は淡緑色と灰褐色のまだら模様になる。
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