モチノキ
黐の木
双子葉、離弁花、
モチノキ科、
モチノキ属、常緑、広葉樹、中高木。
用語説明
花期:春 4月
高さ:6〜10メートル
樹皮は灰白色で滑らかであり、若枝は緑色で鈍い稜がある。
葉は長さ4〜8センチの楕円形で互生し、有柄で無毛、
革質でつやがある。
裏面は黄緑色で色が薄い。
雌雄異株で、春に前年枝の葉腋に、
直径8ミリぐらいの小さい黄緑色の花をたくさん束生させる。
萼は4裂し、花弁は4枚、雄しべは4本ある。
雌花には丸い子房があり、花柱は4浅裂し、雄しべは退化している。
果実は球形の核果で1つの果柄に1つつき、11月〜12月に赤く熟す。
樹皮から鳥もちを作ることが出来る。
材は緻密なので、はんこや細工物などに使われる。
識別点:
モチノキ、
クロガネモチ
モチノキ :葉が厚くて黄味がかる、実は直径約1センチで1つの果柄に1つつく。
クロガネモチ:葉がやや薄く緑色が濃い、実は直径約6ミリで1つの果柄に数個つき、葉柄が紅色を帯びる。
丸い核果が各果柄に1つずつつく。
春に枝先から若葉が出てくる。
(2016/4/11)
葉は先がとがり基部の細くなった楕円形で互生し、革質でつやがある。
若枝は緑色。
葉の表は濃緑色、裏は淡緑色。
花は黄緑色で、前年枝の葉腋に束生する。
花は4弁で小さい。
雄花。4本の雄しべが長く突き出す。まだ開いていない蕾も見える。
雌花。大きな丸い子房がある。雄しべは退化していて小さい。
(2016/4/11)
雌花。子房が膨らみ始めている。
(2016/4/11)
できかけの果実に花柱の痕が残っている。(2016/4/11)
未熟の果実。(2016/4/11)
熟した核果。(2015/11/21)
若芽
発芽力が旺盛である。(2017/9/8)
幹は灰白色で平滑。
成長が早く、放置すると大木になる。(2016/4/11)
のたうつように枝を張る木もある。
(2016/4/11)
直立する木もある。
(2016/4/11)
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る