クロガネモチ
黒金黐
双子葉、離弁花、
モチノキ科、
モチノキ属、常緑、広葉樹、高木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:10〜20メートル
樹皮は灰白色で滑らかであり、若枝は紫色を帯び、少し稜がある。
葉は全縁で長さ6〜10センチの楕円形で、先がとがり、互生し、
革質でなめらかである。
雌雄異株で、初夏に前年枝の葉腋から集散花序を出し、
白〜淡紫色の小さい花をいくつもつける。
花序の枝が短いので花は束生しているように見える。
花弁は4〜6枚あり、雄しべも同数ある。
雌株では雄しべが退化しており、雌しべが中央に1個ある。
雄株では雌しべが退化しており、雄しべは長くのびて輪生状に広がる。
(雄株は数が少ないようである。)
果実は球形の核果で、1つの果柄に数個つき、11月〜12月に赤く熟す。
若枝と葉柄が紫黒色を帯び、
葉はあぶられたり乾燥したりすると黒鉄色になるので、
クロガネモチと呼ばれるようになったとのことである。
識別点:
モチノキ、
クロガネモチ
モチノキ :葉が厚くて黄味がかる、実は直径約1センチで1つの果柄に1つつく。
クロガネモチ:葉がやや薄く緑色が濃い、実は直径約6ミリで1つの果柄に数個つき、葉柄が紅色を帯びる。
(2005/11/5)
赤い実が1つの果柄に数個つく。(2010/12/5)
未熟な実。
雌花は4〜6弁で、退化した雄しべが同数ある。(2017/6/3)
これも雌花。若枝と葉柄は紫色を帯びる。(2017/6/3)
葉は全縁で革質の楕円形。
葉は互生する。(2021/10/24)
若枝は紫色を帯びる。
(2018/5/24)
葉は互生する。葉裏は淡緑色。(2017/6/3)
成長が早く大木となる。
枝はくねりながらのびる。
(2018/1/7)
樹皮は灰褐色で滑らか。
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