カツラ



双子葉、離弁花、 カツラ科、 カツラ属、落葉、広葉樹、高木。 用語説明
花期:春 3月〜5月
高さ:約30メートル
幹は暗灰褐色で、縦に浅い割れ目が入る。 幹のまわりにひこばえが出て、株立ちになることが多い。
葉は長枝では対生し、短枝では1枚だけつくが、 短枝が対生するので葉が対生しているように見える。 葉身は長さ4〜8センチの広卵形で、先は丸いか少しだけとがり、 波状の鈍い鋸歯があり、裏面はやや粉白色を帯びる。 落ち葉には芳香がある。
雌雄異株で、 葉の展開前に対生する側芽から花芽が1つ開花する。 花には花弁も萼もなく、紅紫色の葯が長い花糸でぶらさがる。
長さ約1.5センチの少し湾曲した円柱形の袋果が上向きにつき、 黒紫色に熟すと裂開し、片側に翼のついた種子を風でとばす。
自生地は日本と中国。

識別点: カツラヒロハカツラ
 カツラ   :樹皮に割れ目がはいる、葉先がすこしとがる、葉の出る前に開花。
 ヒロハカツラ:若木では樹皮に割れ目がない、葉先がまるい、花と葉が当時に展開。

ひこばえがよく出る。


葉がよく茂る。 (2015/6/15)


葉は広卵形で、長枝では対生する。(2009/3/30)




短枝の葉は1枚であるが、短枝が対生するので、遠目には葉が対生するように見える。
角(つの)状のは育ち始めた果実。(2017/5/2)


葉裏は緑白色。(2017/4/28)


湾曲した円柱形の袋果が上向きにつく。 (2018/10/7)


袋果が黒く熟す。(2012/11/8)


黄葉する。


(2015/10/22)


カツラの冬芽 対生している。(2010/1/23)


幹は暗灰褐色で、縦に浅い割れ目が入り、薄くはげる。


(2017/4/28)


大木となる。(2021/10/23)


高さは30メートルぐらいまでのびる。(2021/10/23)


落葉高木である。 (2018/1/12)


枝は斜上し、あまり横広がりにはならない。 (2013/1/12)


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