アラカシ

粗樫

双子葉、離弁花、 ブナ科、 コナラ属、常緑、広葉樹、高木。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:10〜20メートル
別名:カシ
幹は暗灰色で裂け目がない。
葉は先のとがった楕円形でかたく、長さが5〜10センチあって互生し、 先半分にあらい鋸歯があり、裏が粉を吹いたように白い。
雌雄同株で、 新枝の下部から淡褐色の雄花序が尾のように垂れ下がり、 上部の葉腋に3裂した雌花が3〜5個直立する。
ドングリは卵球形で、秋に褐色に実り、殻斗には同心円模様がある。
アラカシは目にすることが多いので、 単にカシといえばアラカシを指すことが多い。

識別点: アラカシシラカシ
 アラカシ:樹皮は灰色で、葉がかたく、雄花は新枝につき、雌花は3裂。
 シラカシ:樹皮は黒くて葉が柔らかく、雄花は前年枝につき、雌花は新枝につき穂になる。

葉に艶があり、先半分にあらい鋸歯がある。 (2008/11/14)


(2008/11/21)


葉は先のとがった楕円形で互生する。

葉裏が粉白色。 (2008/11/21)


芽の準備。(2015/6/1)


枝先から数本の新枝を勢いよくのばす。(2015/5/6)。


淡褐色の雄花序が新枝から垂れ下がる。 (2009/4/15)


(2009/4/15)


枝の上部の葉腋に短い雌花序が直立する。 (2009/4/15)


果実は堅果(ドングリ)。 (2012/11/8)


堅果は卵球形で縦縞があり、殻斗に同心円模様がある。 (2009/10/15)


(2009/10/15)


幹は暗灰色。(2016/11/26)


樹皮は平滑で裂け目はない。 (2008/11/21)


双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る