アジサイ

紫陽花

双子葉、離弁花、 ユキノシタ科(新分類ではアジサイ科)、 アジサイ属、落葉、低木。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:1.5メートルぐらい
雨を好み、乾燥に弱い。
茎は束生し、若枝は緑色で太くてなめらかである。 古枝は木質化して灰褐色となる。
半球形の大きい花をつけるアジサイは、 ガクアジサイの両性花が全部装飾花になった品種で、 日本では昔から栽培されていたが、 シーボルトがそれをヨーロッパに紹介したことが契機となって、 ヨーロッパで品種改良されて色が多彩になった。
葉は長さ10〜15センチの先のとがった卵形で、 鋸歯があってつやがあり、葉脈が明瞭で、有柄で対生する。
若枝の先に、 多数の小花からなる直径10〜20センチの大きな半球形の集散花序をつける。 小花において、4〜5枚の花弁のように見えるのは萼で、 本当の花弁は、花の中央の丸い部分に、ごく小さいものとして見える。
色は白に近いものから青、薄紫、薄紅というように、 日数がたつにつれて変化してゆく。 同じ株であっても、土の酸性度が強いと青くなり、 弱いと赤くなる。 白いアジサイは色素のない(少ない)もので、あまり色が変化しない。
通常のアジサイは装飾花ばかりのものが多く、 滅多に果実ができないが、 ガクアジサイヤマアジサイ には両性花があって、果実ができ、小さな種子がとれる。
有毒で、口にすると中毒する。





(2009/6/9)


葉は卵形で鋸歯があり、対生する。


葉脈が明瞭であり、葉裏は淡緑色。 (2009/9/20)


咲き始めは色が淡い。(2016/6/4)


花の色が変化してゆく。


(2012/6/23)


同じ花が黄緑→淡赤紫→淡青紫というように変色することもある。 (2002/5/31)


花弁のように見えるのは萼で、本当の花弁は中心部の小さい丸い部分にある。 (2017/6/11)


開き初めの花を見ると、花弁のように見える部分が萼片であることがわかる。 (2022/6/13)


萼片がまるいのもある。


アナベル:花が大きな毬状となる園芸種。


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