ヤマフジ
山藤
双子葉、離弁花、
マメ科、
フジ属、落葉、つる性、木本。
用語説明
花期:春 5月
つるをのばして他の植物に(上から見て)右巻きに巻き付く
(
フジ
は左巻き)。
樹皮は灰褐色で、古枝はザラザラする。
奇数羽状複葉が互生し、小葉は長さ4〜7センチの長楕円形で全縁である。
枝先から長さ10〜20センチの総状花序が垂れ下がり(フジより短い)、
薄紫色の蝶形花が多数咲く。
花は一房全部がほぼ一斉に咲く(フジは基部から先へと順次咲く)。
花の白いのをシロバナヤマフジという。
豆果は長さ15〜20センチで短毛が密生し、秋に熟し、
縦に2裂してねじれ、
直径約1.3センチの円形で黒紫色の種子が飛び出す。
日本固有種。
識別点:
フジ、
ヤマフジ、
ナツフジ
フジ :つる左巻、花期5月、花序20〜100センチ、花紫色、小葉5〜9対、葉裏に毛少ない。
ヤマフジ:つる右巻、花期5月、花序10〜20センチ、花紫色や白、小葉4〜6対、葉裏に毛密生。
ナツフジ:つる左巻、花期7月、花序10〜20センチ、花淡黄白色、小葉4〜8対、葉はほぼ無毛。
フジより花総が短い。これは花の白いシロバナヤマフジ。
薄紫色の花が多い。(2015/5/10)
葉は奇数羽状複葉で、小葉は尖った楕円形で全縁。(2016/4/29)
これも花の白いシロバナヤマフジ。
シロバナヤマフジ
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る