センニンソウ

仙人草

双子葉、離弁花、 キンポウゲ科、 センニンソウ属、夏緑、つる性、半低木。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
曲がりくねる葉柄で木や草にからみつく。
葉は対生し、3〜7個の小葉からなる羽状複葉で、 小葉は全縁で厚くて少し光沢があり、長さ3〜7センチの卵形で、 先が少しとがる。
葉腋から円錐花序を出して、 直径2〜3センチの白い花を上向きに多数咲かせる。 花弁のように見えるのは萼片で、4枚が十字形に開き、 多数の雄しべがよく目立つ。
そう果は長さ7〜8ミリの扁平な卵形で、 先に白い羽毛状になった花柱が残ってついている。
近縁種のタチセンニンソウは、花弁状萼片が6枚、葉柄で絡まない、 などの違いがある。

識別点: ボタンヅルコボタンヅルセンニンソウ
 ボタンヅル :1回3出複葉、小葉は3.5〜7センチの広卵形で鋸歯、そう果に開出毛。
 コボタンヅル:2回3出複葉、小葉は2〜4センチの狭卵形で鋸歯、そう果は無毛。
 センニンソウ:3〜7出複葉、小葉は卵形で全縁、そう果に羽毛。




白い雄しべが長くのびる。(2016/7/27)


(2014/8/16)


(2010/10/6)


羽状複葉の小葉は卵形で3〜7個あり、先が少し尖る。(2015/6/1)




葉柄でからむ。 (2017/9/15)


(2009/8/15)


蕾は尖った楕円形。(2017/9/15)


未熟な実。


(2016/11/9)


熟した実には白くて長い毛がある (2008/11/22)


(2016/12/2)


萼片は4個と一定しているが、実ったそう果の数は1〜6個と変異がある。 (2008/11/22)


タチセンニンソウ。葉柄で絡まない。(2016/4/29)


タチセンニンソウ。葉は羽状複葉。(2016/4/29)


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