ボタンヅル
双子葉、離弁花、
キンポウゲ科、
センニンソウ属、夏緑、つる性、半低木。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
日当たりのよい所に生えるつる性の半低木で、細い茎がまばらに分枝する。
茎には稜がある。
葉は1回3出複葉で対生し、小葉は3〜7センチの広卵形で不揃いな鋸歯がある。
(ボタンの葉に似ている。)
葉腋から集散状の円錐花序を出し、花弁はなくて、
花弁状の萼片4つからなる白い花を十字形に開く。
萼片は反り返る場合もある。
雄しべは多数あって、白くて長く、遠くからは花弁のように見える。
狭卵形の長さ4ミリぐらいの扁平なそう果をつけ、
嘴状にとがったその先には、羽毛状にのびた花柱が残っている。
識別点:
ボタンヅル、
コボタンヅル、
センニンソウ
ボタンヅル :1回3出複葉、小葉は3.5〜7センチの広卵形で鋸歯、そう果に開出毛。
コボタンヅル:2回3出複葉、小葉は2〜4センチの狭卵形で鋸歯、そう果は無毛。
センニンソウ:3〜7出複葉、小葉は卵形で全縁、そう果に羽毛。
Photo by H. O. (1999/8/27)
コボタンヅルとボタンヅル。Photo by H. O.
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