コボタンヅル

小牡丹蔓

双子葉、離弁花、 キンポウゲ科、 センニンソウ属、夏緑、つる性、半低木。 用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
日当たりのよい所に生えるつる性の半低木で、茎はまばらに分枝し、 木などに覆い被さり、木質化する。 表面は緑色〜褐色である。
葉は対生し、2回3出複葉で、 小葉は先のとがった長さ2〜4センチの狭卵形で大きな鋸歯がある。(ボタンの葉に似ている。)
葉腋から集散状の円錐花序を出し、 花弁状の萼片4つからなる白い花を十字形に開く。 萼片は反り返る場合もある。
狭卵形で長さ4ミリぐらいのそう果をつけ、それには毛がないが、 先に羽毛状になった花柱が残る。

識別点: ボタンヅルコボタンヅルセンニンソウ
 ボタンヅル :1回3出複葉、小葉は3.5〜7センチの広卵形で鋸歯、そう果に開出毛。
 コボタンヅル:2回3出複葉、小葉は2〜4センチの狭卵形で鋸歯、そう果は無毛。
 センニンソウ:3〜7出複葉、小葉は卵形で全縁、そう果に羽毛。



Photo by H. O. (2002/8/14)


葉芽と花芽?(2017/6/6)


葉は2回3出複葉で大きな鋸歯がある。


(2019/11/29)


(2017/9/21)


葉には変異があり、1回羽状複葉か2回羽状複葉かまぎらわしいのもある。 (2015/7/2)


コボタンヅルとボタンヅル。Photo by H. O.




花後しばらく雌しべが集まって細い円柱を作る。(2017/9/21)


そう果の先に羽状になった花柱が残っている。photo by H. O. (2005/1/14)


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