オオスズメノカタビラ

大雀の帷子

単子葉、 イネ科、 イチゴツナギ属(またはナガハグサ属)、短命な多年草。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜7月
高さ:40〜80センチ
匍匐茎をのばして群落を形成するが、株立ちはせず、 散生しているように見える。 茎にも葉にも毛がなく、葉鞘にも毛がない。
葉は互生し、長さ10〜15センチで、3〜8ミリの長い白色膜状の葉舌がある。
花序は長さ20〜30センチの円錐形で、 先が一方に傾き、柄に長短のある2〜6個の枝を半輪生状に出し、 横広がりになり、花序枝の先が垂れ下がり気味となる。 中段以下の節からは花序枝が4〜6本出る。 花序枝はあまりざらつかない。 小穂は長さ約3ミリで淡緑色であり、護穎には中脈が見える。 芒はない。
ヨーロッパ原産。

識別点:( イチゴツナギオオスズメノカタビラ
 オオスズメノカタビラ:株立ちせず、葉や茎に毛がなく、花茎はざらつかず、花序の枝は横に開く。
 イチゴツナギ    :株立ちし、葉のふちに毛があり、花茎はざらつき、花序は散開しない。



花序枝は半輪生する。


花序の枝は横に開く。(2009/5/19)




1メートル近くと高くのびる。


若い小穂は緑白色。花序枝は横広がり気味。(2013/5/11)


花粉がよく出る。(2015/5/6)


線形の葉が直立する。 (2014/4/12)


茎にも葉にも毛がない。(2013/5/11)


葉舌が長い。(2017/5/19)


上部がちぎれた?葉舌。 (2016/5/7)


茎は節のところで少し膨らむ。 (2017/5/6)


穂の出始め。


(2016/4/16)


花序枝を広げ始める。 (2009/4/30)


開花前。(2012/4/21)


下段では花序枝が一か所から4本以上輪生状に出る。(2012/5/12)


根元は少し赤味を帯びる。(2017/5/18)


茎はあまり横ばいしないで直立する。(2017/5/11)


花後の小穂。 (2018/5/19)


黄褐色の種子ができはじめる。 (2017/5/11)


果期の小穂は淡褐色となる。種子はすでに落ちたものが多い。 (2018/5/19)


密に群生することが多い。 (2009/4/30)


茎は細くて束生する。 (2018/5/19)


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