オオムギ
大麦
単子葉、
イネ科、
オオムギ属、1年草。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:1メートルぐらい
寒さに強く、山岳地でも育つ。
秋に種まきし、冬を若芽で過ごす。
葉は線形で直立し、互生する。
春に茎の先から穂を出して、
(多く栽培される六条種では)3つの小穂の組が互生し、
上から見ると6角形に種子が並ぶ。
(二条種というのがあり、
これでは3小穂のうち中央のだけが実るので、
穂軸を挟んで左右対称の位置にあるものだけが実る形となり、
熟した穂は扁平になる。
二条種は種子が大粒で、ビールなどに使われる。)
芒(穎の先につく棘状の毛)が長い。
6月ごろ成熟し、穂が茶色になる。実っても穂が垂れない。
グルテンが少なくて粘りが少ないので、パンなどには向かず、
挽き割りムギや酒類、味噌、醤油などの原料として使われることが多い。
識別点:
コムギ、
オオムギ、
ハダカムギ
コムギ :穂を上から見ると種子が4角形に並ぶ、芒は長くない。
オオムギ :穂を上から見ると種子が6角形に並ぶ、芒が長い、もむだけでは皮がとれない。
ハダカムギ:穂を上から見ると種子が6角形に並ぶ、芒が長い、もむだけで皮がとれる。
芒が長い。(2010/4/21)
葯は淡黄褐色。
(2015/5/6)
穂が直立する(稔っても垂れない)。
(2015/5/6)
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