ナルコビエ

鳴子稗

単子葉、 イネ科、 ナルコビエ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 7月〜10月
高さ:40〜90センチ
別名:スズメノアワ
スズメノヒエ にくらべ、小穂が膨らみ、その基部に白い付属物のある点などが異なる。
葉は長さ10〜30センチ、幅7〜15ミリの線形で、互生する。 葉や茎には微毛があるが、 スズメノヒエ ほど毛深くない。
花茎は少し斜上してから直立し、 数本の枝を間隔をあけながらほぼ同じ向きに出し、 その枝の下に小穂を2列に密生させる。 小穂は長卵形で、膨らみがあって、柄に長い毛がある。 小穂の基部には白い付属物(第1苞穎が退化してできたもの)がある。 芒はない。

識別点: スズメノヒエシマスズメノヒエナルコビエ
 スズメノヒエ  :茎と葉に軟毛、小穂は扁平で2列に並び、無毛。
 シマスズメノヒエ:茎と葉は無毛、小穂は3〜4列に並び、先がとがり縁に毛。
 ナルコビエエ  :茎と葉に微毛、小穂は長卵形で2列に並び基部に白い付属物、柄と花序枝に毛。

(2016/10/15)


長卵形の小穂が2列に並ぶ。(2018/6/29)


小穂の柄に毛がある。(2016/10/15)


花序枝にも毛がある。 (2018/6/29)


果苞は扁平な広卵形。 (2016/10/15)


小穂の基部に白い環状の付属物がある。(2016/10/15)


葉や茎は、あまり毛深くない。(2016/10/15)


葉の基部付近の縁が細かく波打つ。 (2018/6/29)


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